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ローマ教皇、英国差別禁止法を批判
2010/02/25 10:32
ローマ教皇ベネディクト16世が、イギリスの性的指向による差別を禁止する法律を批判しているとAP通信やガーディアン紙が報じた。
伝えられたところによると、批判は、今年9月に予定されている教皇のイギリス訪問に先がけてイングランドおよびウェールズの司教らに宛てた書簡に記されたもので、性的指向による差別を禁止する法律を「自然法に反するもの」で「信教の自由と信仰に基づく活動を制限するもの」としている。
イギリスでは、昨年1月から性的指向による差別を禁止する法律が施行され、養子縁組における性的指向による差別も禁止された。これにより、同国内のカトリック系の養子縁組団体の半数が違法とされ、活動を中止した。
イギリスでは現在、ハリアット・ハーマン平等相の提出した平等法案も議会で審議されており、成立した場合、教員の採用においても、性的指向による差別が禁じられることになる。教皇は書簡の中で、司祭らに対し、平等法への反対運動を「宣教するときの熱心さ」をもって展開するよううながしている。
一方、イギリスの人権活動家らからは、教皇の発言に批判が次々と出ている他、ゴードン・ブラウン内閣の閣僚らも、「われわれは、すべての人に公平な機会があり、誰も差別されるべきでないと信じている。平等法案は、イギリスをより公平で平等な場所にするもの」と反論している。
教皇のイギリス訪問は、1982年以来28年ぶりとなるが、人権活動家らは、これに合わせ、抗議活動を計画しているという。(翻訳・編集 Sam) |