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インド 裁判所が同性愛禁止条項に関するヒアリング=19日に
2008/05/18 23:51
同性愛の禁止を規定するインド刑法377条に関するヒアリングが19日、デリー高等裁判所で行われる。7日、Fridae.comが伝えた。
「377条」は、イギリス統治時代の産物で、「自然の秩序に反する男性、女性または動物との性交は処罰される」とし、同条に違反した場合には最大で懲役10年が科される。
条文が抽象的なため、公権力により恣意的に解釈されることがあり、2001年には、インド北部の街ラクノウで行われたNaz Foundation International主催のHIV/エイズ啓発集会に警察が介入。377条を理由に主催スタッフが逮捕・拘禁され、Naz Foundation India(NFI)はこれを不服として提訴した。
NFIは同時期に、377条の廃止を求め、署名運動をスタートした。
ところが2002年、377条廃止署名運動に反対するHIV/エイズ啓発活動を行う国内のNGOが、NFIを提訴。このNGOを支援するJoint Action Council Kannurが、「インドにHIVはない。NFIは製薬会社の支援を受けている団体に過ぎない」などと主張。裁判所はJoint Action Council Kannurの主張を却けたものの、19日のヒアリングでは、377条廃止署名運動に反対する団体の訴えも審理される予定だという。
インドでは2006年、NFIを支持する団体Voices Against 377(「377条に反対する声」)が設立された。同年、同国の小説家・詩人のヴィクラム・セトさんやニティン・デサイ元国連事務次長ら著名人が、377条の廃止を支持する公開書簡を出した。(関連記事)
南・東南アジアセクシュアリティ資料センター(South and Southeast Asia Resource Centre on Sexuality)職員でVoices Against 377メンバーでもあるスミット・バウドさん(=写真左)は、377条について「偏見を生み出しており、同性愛が犯罪である、違法であるとは誤った認識だ」という。
「今回の訴訟では、(377条廃止署名運動に反対の団体による)2度の介入があったので、ヒアリングの結果がどうなるか予測するのは難しい。ヒアリングを担当する判事がなかなか決まらなかったりもした。(反対意見も賛成意見も)あらゆるコメントがしっかりと熟慮されるだろう」(バウドさん)
Voices Against 377は、合意にもとづく同性間性行為を犯罪とする377条の廃止を求め、オンラインでも署名を募っている。(翻訳・編集 ゲイジャパンニューススタッフ)
■Voices Against 377のオンライン署名サイト(英語) |