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リトアニア、EUの“反差別バス”導入を拒否
2007/05/28 20:24
(ヴィリニュス)欧州連合は、反差別運動の一環として、スローガン「多様性指向、差別反対(For diversity, Against discrimination)」を車体にあしらったバスを加盟国内19の首都で走らせているが、リトアニアの首都ヴィリニュスでの同バスの走行に待ったがかかった。22日、365Gay.comが伝えた。
欧州連合(EU)の反差別運動の目的は、EUの人権法に関する人びとの理解を深めること。EUが教育・啓発を目指す人権法の中には、EU加盟国内のLGBTコミュニティの権利保障も含まれている。
EUでは、運動の一環として反差別のスローガンを掲げたバスを走らせて、今年で4年目になるが、同運動を拒否したのは、ヴィリニュスが初めて。ヴィリニュスには、25日にバスが届けられることになっていた。
ヴィリニュス市議会は、同性愛反対派がバスの到着に関するイベントを妨害する計画を立てているとの情報を得たとして、全会一致で、同市における“反差別バス”の運行拒否を確認。
しかし、市議会での投票を前に、ヴィリニュス市長は「バルティック・ニュース・サービス」に対し、「私たちは、あらゆる性的指向について寛容であるが、伝統的家族を重視し、(伝統的)家族観を広めようと務めているので、ヴィリニュスの街で同性愛を助長するような公的な表現は認められない」と話し、議会とは異なる理由で、バスの運行拒否を決定したことを示唆した。
今月初め、ヴィリニュス市長は、LGBTの多様性のメッセージを掲げた路面電車の走行のとり止めを決めた関係者を支持する姿勢を示している。
EUの行政執行機関である欧州議会は、「ヴィリニュス市当局による決定は、差別されている人びとに対する振る舞いや態度を変化させるため、また、多様性への認識を促進するために、依然として多くの取り組みが必要であることを示すものだ」との声明を発表した。(翻訳・編集 山下梓)
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