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民主レズビアン候補、出馬会見で結婚宣言
2007/05/22 18:28
(東京)レズビアンであることを公表し参院選で民主党の比例代表候補に決まった元大阪府議の尾辻かな子氏(32)が17日、ゲイタウンで知られる東京・新宿2丁目の事務所で記者会見を行った。「多様性を認め合う社会をつくりたい」と語った尾辻氏は6月に結婚式を挙げることも発表。お相手の事務所スタッフの木村真紀さん(32)も急きょ同席し所信表明が結婚会見となってしまった。
グラマラスな“婚約者”の登場にシリアスだった会見場の空気が一変した。「同性愛者はファミリータイプの部屋を借りられないんです…」と涙を浮かべながら訴えていた尾辻氏。報道陣から「木村さんも一緒に会見したらどうですか?」と同席を勧められると「えっ」と絶句。そしてツーショットが実現すると「結婚会見みたいになっちゃいましたね」と苦笑した。
同性愛者である尾辻氏と木村さんは6月3日に結婚予定。2人がそろうと、これまで「(民主党の)小沢代表とはどんな話を?」などと聞いていた報道陣も「なれそめは?」「代表は結婚を知っているのか?」と質問を個人情報系にシフト。政策の話は歯切れ良く答えていた尾辻氏だが「小沢さんに結婚報告した方が…いいんですか?」と一転して困惑モードになってしまった。
2人は03年、大阪のレズビアンの勉強会で知り合い意気投合。尾辻さんの「真っすぐなところ」に木村さんが一目ぼれしたという。結婚式は、名古屋市の公園で行われる同性愛者の祭りの中で挙げられる。レズビアンの神父のもと人前式で2人とも純白のウエディングドレスを着る予定。結婚指輪も準備済みで当日は両家の両親も駆けつける。誓いの言葉は交わす予定だが「キス? 分かりません」(木村さん)という。
法律的な届け出こそないものの事実上の選挙戦中に晴れて“夫婦”となる2人。候補者として街頭に出る尾辻氏に対し木村さんは事務所で“夫”の留守を守る役割となる。
選挙戦では全国の大都市を中心にゲイタウンを回るという尾辻氏。「アメリカでは同性愛者の割合は人口の4%というデータがある。日本では200万人はいるでしょう。半分の方が投票に行ってくれれば」と票読みする。しかし心配なこともある。今年、政府の税調会長だった本間正明氏が愛人を官舎に住まわせていた疑惑が浮上。尾辻氏と木村さんも法律的には夫婦と認められないため「議員宿舎に2人で住むことができるのかな」(尾辻氏)と話す。
15日、民主党の公認が決まり、翌16日には木村さんの両親に会いに2人は茨城へ。同性愛者であることをカミングアウトした初の国会議員を目指し、尾辻氏は公私ともに順調なスタートを切った。(スポーツ報知)
◆尾辻 かな子(おつじ・かなこ)1974年12月16日、奈良県生まれ。32歳。高校時代、空手でインターハイ個人組手2位、アジアJr.空手道大会優勝などの実績を持つ。93年、高知大入学も翌年休学。97年、同志社大に入学し2001年、卒業。03年、大阪府議に当選。05年、東京レズビアン&ゲイパレードで同性愛者であることを公表した。
◆木村 真紀(きむら・まき)1974年12月7日、茨城県生まれ。32歳。実家は農家。京都大学卒業後、アサヒビール勤務などを経て、経営コンサルタントに。2003年に尾辻氏と出会い、04年に退職し同氏の事務所スタッフとなり同氏を支える。
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