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ニュース
欧州連合が反同性愛法案制定に対して
ナイジェリア政府を強く叱責
2007/04/08 19:05
(ベルギー/ブリュッセル)欧州議会がナイジェリアに対して同性愛者の公民権を剥奪する法律制定を中止するように呼びかけている。
この法案は、同性婚の禁止に始まり、二人以上の同性愛者が同時に同じ場所にいることを犯罪とする改正案が組み込まれている。また、同性愛者が社交的または公民活動目的として集会を行うことも禁じ、同性カップルへの不動産の譲渡及び賃借すること、同性愛者をテーマにした映画とビデオの鑑賞、ゲイウェブサイトの閲覧、恋人に対して手紙で気持ちを伝えることなどを違法としている。さらに、同性愛者に対してHIV/AIDSに関する情報を提供することや、異性愛者がいかなる場合においても同性愛グループと会うことを違法だとしている。
法案に違反した場合、五年の禁固刑に処され、刑務所内で重労働が課せられる。
ナイジェリアでは、既に同性間の性交渉は違法であり、最高14年間の禁固刑に科せられる。イスラム教が人口の大半を占めるナイジェリア北部では、同性愛者が死刑に処せられることもあり、
昨年には、ナイジェリア人の同性愛カップルが結婚することを目的として他国へ渡航することを違法とした。これに対し、世界中の公民権活動団体が法案に対して激しく批判している。またナイジェリア唯一の同性愛者擁護団体は、法案が制定されれば同性愛者に対する大虐殺に繋がると警告している。
欧州議会は、法案制定を批判する決議案草案をいくつか提出したが、最終的に議会はいくつかの懸念を加えた最も弱い決議案を選んだ。決議案には「現在の法律改定案では、公または個人的に同性間のリレーションシップを擁護またはポジティブに主張した人たちに五年間の禁固刑が科せられことを示唆しているのが、基本的人権が認める表現と言論の自由を侵害する」との記述がなされている。
同時に、この反対運動では、ナイジェリアでの死刑の廃止と自由選挙を呼びかけている。
欧州議会は、同国で1999年と2003年に行われた州及び国民選挙は、広範囲に及ぶ不正行為と暴力のために自由で公平な選挙ではないと訴えている。
“私たちは、ナイジェリアでの人権侵害に対し、欧州議会のとった立場を歓迎する。同時に、私たちは同性愛者擁護家たちの置かれている特定の状況に、より照準を定めた決議案を送ることによってより強いメッセージをナイジェリア政府に送ることができるだろう。ナイジェリア国内の同性愛者の人権保護や権利を代弁するいかなる活動を禁じる現在の法案に対して、欧州議会が目立った取り組みをしていないことや、ナイジェリア国内で続いている様々な人権侵害に関する問題と組み合わされることにより、この問題の勢いがなくなることを恐れている。”とILGAヨーロッパ代表のパトリシア・プレンディヴィルは語った。
新しい法案は、ナイジェリア英国国教会と同性愛者の聖職者叙階に反対しているピーター・アキノラ ナイジェリア英国国教会大主教などの支持を得ている。
南アフリカでの同性婚法制化に伴い、同性愛嫌悪的なアフリカ各国では”反同性愛法”の制定が勢いづつあり、
昨年ジンバブエでは同性二人が手をつなぐこと、抱き合うこと、キスすることを刑事罰に処する“性的倒錯者”法を制定した。
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