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アイルランドの政治家ら、ポーランド大統領の同性愛嫌悪発言を非難
2007/03/09 06:33
(ダブリン)先月18〜20日にアイルランドを公式訪問したポーランドのレフ・カチンスキ大統領が、訪問中に同性愛嫌悪的発言を行い、アイルランドの政治家らから非難を浴びた。
公式訪問最終日の20日、ダブリン城に集まったアイルランド国民に対し、カチンスキ大統領は、同性愛を容認することは人類破滅を導くものであると発言。
カチンスキ大統領の発言を受け、アイルランド国内の政治家らは非難の声を挙げた。同大統領の公式訪問中、アイルランド議会は、同性婚法案を議論していた。
カチンスキ大統領の同性愛的発言は、今回が初めてではない。2004年、当局によるワルシャワ・パレード開催禁止についてLGBT団体が行った抗議に対し、「このような(同性愛などの)性生活が認められれば、人類は滅亡する」と答え、「男性と女性の間の伝統的つながりが疎かにされたとして、どのような変化が起こるかを想像して欲しい」と加えた。(関連記事)
アイルランドにおける同性婚法案を支持しているメアリー・ヘンリー議員(労働党)は、Irish Independent紙に対し、「大統領は、ポーランドがアイルランドに似ていると主張し続けているが、どのように類似しているのかよく理解できない」と話した上で、カチンスキ大統領の同性愛嫌悪的発言は理解し難いと答えている。
また、カチンスキ大統領を迎えての公式昼食会を開いたダブリン市長は、「社会のあらゆる人びとには共存する権利があるという考え方を拒否した場合、不寛容や嫌悪が表面化する。歴史的に隣国からの支配を経験したポーランドにとって、これは悲劇的なこと」と話し、同大統領の発言を「時代遅れの考え方」と指摘して全面的に否定している。
ヘンリー議員やダブリン市長の他にも、アイルランドの多くの政治家から、カチンスキ大統領に対し厳しい意見が寄せられた。
アイルランドのメアリー・マッカリース大統領と共に、同性愛に関する法改正運動を行ったデイヴィッド・ノリス上院議員は、Irish Independent紙に対し、「人権や市民権確立のために努力してきたアイルランド国民を前にして、(カチンスキ)大統領が自身の無知を表すことは極めて不適切」と話した。(翻訳・編集−ヨシ、山下梓) |