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ロシアのLGBT団体、モスクワ市長を名誉毀損で提訴
2007/03/07 14:11
(モスクワ)365Gay.comが伝えたところによると、先月26日、ロシアの首都モスクワでプライド・パレードの開催を求める2つのLGBT権利団体が、モスクワ市長ユーリ・ルシコフ氏を提訴した。ルシコフ市長が1月に行ったスピーチに、同性愛嫌悪的発言が含まれており、2団体はこれを名誉毀損と主張している。
1月に行われたロシア正教指導者会議で、ルシコフ市長はプライド・パレードを“邪悪”と述べた。
また、モスクワの放送局による番組を通した演説では、「欧州には、同性婚を認め、学校で性教育を行っている国々がある。これらは、子どもへの大きな道徳的毒である」と話した。
訴訟を起こした団体の1つ、GayRussia.ruのニコライ・アレクセイエフ氏は、ルシコフ市長の発言について、ゲイやレズビアンの人びとに対する“侮辱行為”と非難。「ロシア語辞典で“邪悪”という単語を引けば、どの辞書においても、その定義は非常にネガティブなもの」−アレクセイエフ氏は、先月下旬に開かれた国際市長会議を前にして、滞在先のロンドンでこのように話した。
ルシコフ市長も同会議に参加し、英国の同性愛権利団体Stonewallは、会議場外での抗議活動を呼びかけた。
ロシアでのプライド・パレード開催をめぐって、ロシアのLGBTは1年以上にわたりルシコフ市長との闘いを続けている。昨年5月、ロシアでは初めてとなるプライド・パレードが予定されたが、ルシコフ市長はパレード開催申請を却下。同月27日、市の不許可決定にも関わらずパレードを強行したLGBT権利活動家らを含むパレード参加者ら200人以上が逮捕された。(関連記事)
ロシアではプライド・パレード開催が妨害された他、LGBTの集会が、スキンヘッドやロシア正教教会関係者とその信者らにより妨害される事件も起きている。(関連記事)
GayRussia.ruは、昨年モスクワ市に妨害されたパレードについて、パレード開催禁止決定は不当として訴訟を提起したが、訴えは認められずに終わっている。先月初め、同団体は、欧州裁判所に、EU基本権憲章に認められた権利の侵害があったとして上訴した。
1月、欧州裁判所は、一昨年のワルシャワ・プライドの開催が不許可とされた、モスクワと同様の事例について公聴会を開くことを決定している。(関連記事) (翻訳・編集−ヨシ、山下梓) |