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ナイジェリア裁判所の異性装者保釈決定にイスラム教徒反発
2007/08/29 22:04
(ナイジェリア/バウチ州)ナイジェリア北部のバウチ州で、イスラム法に基づく裁判所の決定にイスラム教徒が反発し、警官隊と衝突した。ナイジェリアの裁判所は、異性装で逮捕されていた男性約30人のうち、18人の保釈を決定した。21日、BBCが伝えた。
イスラム教信者らは、同州の路上で、逮捕された異性装の男性への対応が寛容すぎるとして、約30分にわたり抗議のスローガンを叫んだ。
抗議行動は、警官隊が催涙ガスを使用して鎮圧。
タニム・アブバカル判事は、18人を「条件を満たした」として保釈。残る13人は、刑務所に収容された。
18人は「異常服装」と「浮浪」の罪で起訴されたが、全員が無罪を主張。1人あたり2万ナイラ(約1万8,000円相当)を支払い保釈された。
これに対し、保釈を認めるべきではないとするイスラム教信者らが、裁判所に向かって石を投げるなどした。
18人は8月第2週、バウチ州内のホテルの一室で、獣姦や同性間性行為を取り締まる「ソドミー」の容疑で逮捕された。しかし、容疑は後に異性装を指す「異常服装」と「浮浪」の罪に切り替わった。
現地警察のムハマド・ブヌヌ広報担当がAFP通信に語ったところによると、「公の場において女性の格好をした男は、1年の禁固刑または30回のむち打ち刑に処す」という。
「ソドミー」には投石による死刑が科されるが、ブヌヌ広報担当によると、ソドミーの罪で起訴する場合、4人以上の目撃者が必要となるため、立証が困難。
ナイジェリアではこれまで、12人以上のイスラム教信者が「姦通」や「同性愛」の罪で投石による死刑宣告を受けているが、人権団体からの圧力により、上訴裁で棄却されるか禁固刑に刑が変更されるなどして、実際に執行された例はない。
ナイジェリアは、国民の約50%がイスラム教、約40%がキリスト教で、イスラム教徒は北部に居住。
昨年12月には、同国の議員らが、同性婚の他、レストランでの食事のシェアや集会を含む同性愛者間のあらゆる関わりを禁止する法案を議論していると伝えられた。(関連記事)
ナイジェリアでは他のアフリカ諸国と同様、同性愛はタブーとされる。(翻訳・編集 山下梓) |