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元NBAプレーヤー、ジョン・アミーチがカムアウト
2007/02/10 13:06
(ニューヨーク)Outsports.comが5日伝えたところによると、オーランド・ジャズやオーランド・マジックでプレーした元NBAプレーヤーのジョン・アミーチ氏が、現役・引退したプレーヤーを含め、NBAでは初めて、ゲイであることをカムアウトした。アメリカのプロスポーツ界では4人目となるカムアウト。
アミーチ氏は、スポーツ専門チャンネルESPNの「Outside The Lines」(現地、13日放送予定)で、公式にカムアウトする。ESPNから出版される予定の『Man In The Middle』の中で、同氏は、自身のNBA時代の生活を振り返るとともに、ゲイであることを隠しながらプロのアスリートとして活動する大変さを語っている。
アミーチ氏のセクシュアリティについては、長年にわたり様々なうわさが流れていた。2001年4月には、Outsportsのコラムで、NBAコラムニストのランディ・ボイド氏が、当時オーランド・マジックでプレーしていた同氏を、「NBA内でゲイである可能性が高い選手」として、リストの16番目にその名前を挙げていた。
『Man In The Middle』は、アミーチ氏の、イングランドでの幼少時代から、2004年初めにニューヨーク・ニックスからのコンタクトがあるまでを追うと同時に、孤独だったアミーチ氏が、ゲイ・コミュニティに関わり、友人や家族にカムアウトする勇気を得るまでの姿も描いている。
2002年、スコッツマン紙とのインタビューの中でアミーチ氏は、NBAにおける同性愛の話題について、次のように話している:「私たちのリーグを見てみると、マイノリティであるプレーヤーがそれほどいるわけではない。ヒスパニック系プレーヤー、アジア系アメリカ人プレーヤーはほとんどいない。だから、ゲイであることをオープンにしているプレーヤーが一人もいないことは、驚くほどのことでもない。(もしいたとすれば、彼は)宇宙から落ちてきたエイリアンのような存在だろう。恐怖、パニックが起こるかもしれない。みんな、どうやって接すればいいか分からないんだ。」
現在イングランドでキャスターとしての日々を送るアミーチ氏は、英国の子どもたちのための運動施設の建設を支援するABC財団の運営にも携わっている。同氏が幼少時代を過ごしたストックポートに近いマンチェスターに、ABC財団の協力により造られた第一号施設がある。
アミーチ氏は子どもたちのために活動するABC財団に力を注ぎ、子どもたちのお手本としての役割を認識している。
「(自分が関わってきた)子どもたちの中から、いつかNBAプレーヤーが生まれたら、それはうれしいこと。でも、それが楽しみで毎日仕事に向かうんじゃない。文化を変える可能性のため。少なくとも、何人かの子どもたちのために」−アミーチ氏はこのように話す。
アミーチ氏のカムアウトについて、ボイド氏は「自分をヘテロセクシュアルだと認識している人が、もっと寛容になるための、それから、コートに立つ10人すべてが、みんな同じセクシュアリティであるという推測をしないためのインスピレーションになるといい」と語っている。(翻訳・編集−山下梓)
■ジョン・アミーチ公式ウェブサイト(英語) |