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同性カップルの海外養子縁組禁止へ−オーストラリア
2007/02/07 02:02
(オーストラリア/シドニー)365Gay.comは1日、オーストラリア政府が同性カップルによる海外養子縁組を禁止する法案を公表したと伝えた。法案は、今月第2週にも始まる国会に提出される見通し。
法案の詳細については、法案が議会に正式提出されるまで明らかではないが、LGBT活動家らは、ジョン・ハワード首相率いる自由党が、今年予定されている選挙での重要議題として同性カップルの問題を利用したい考えが見てとれると話す。
クイーンズランド州のガイ・バートレット上院議員(民主党)は、「法案が通れば、養子として迎えられた子どもの法的、社会的認知及び保障が限定され、より安定した家庭環境が提供できなくなる」と自身のブログに記し、同性カップルがオーストラリア国外から養子を迎えることの妨げにはならないだろうと話している。
バートレット上院議員はまた、「(海外養子縁組による子とその同性カップルの親からなる)家族は、オーストラリア入管通過直後、カップルが両親としての子に対する法的権利、またカップルの一方の子に対する法的権利及び責任が存在しないことになる」と書いている。
オーストラリアの多くの州は、同性カップルに対し一部権利と保障を認めている。最近では、昨年12月に南オーストラリア州が同性カップルへの権利付与を決めたが、連邦政府は2004年に結婚を「1人の男性と1人の女性からなるもの」と定義する法律を制定している。
昨年、オーストラリア首都特別区は、同性カップルにシビル・ユニオン登録を認める法案を可決したが、連邦政府が同区の法律を覆し、LGBT活動家らから非難の声が上がった。(関連記事)
「連邦人権および機会均等委員会」は、同性カップルが直面する不平等に関する調査を開始し、オーストラリア全土で公聴会を開いている。
オーストラリア世論は、徐々に、同性カップルの法的承認に賛成の意見に傾きつつある。これを受け、ハワード首相は、同性カップルに対し制限付き承認を行う方法を探る可能性があるものの、2004年に定めた事実上の同性婚禁止について、今後再検討などは一切行わない考えを明らかにしている。(翻訳・編集−ヨシ、山下梓) |