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モスクワ LGBT集会を同性愛反対派が妨害
2006/05/16 19:41
(モスクワ)先月30日、モスクワのクラブで行われたゲイイベントに、「スキンヘッド」やロシア正教会信者ら150人以上の同性愛反対派がつめかけ、機動隊が出動する騒ぎとなった。
インタファクス通信が報じたところによると、「クラブ・ラ・ガーディア」では、LGBTプライド・パレード開催に向けた集会を兼ねたパーティーが行われていた。モスクワ市は、同市におけるプライド・パレード開催認可に関する決定を今月にも下すものと見られているが、モスクワ市長、教会関係者、極右政党などは、プライド・パレードの中止を求めている。
「クラブ・ラ・ガーディア」には同性愛およびプライド・パレード開催に反対する人たちがつめかけ、「ホモ」「変質者は出て行け」などと叫んだ。
教会関係者は聖像を掲げて祈りを行い、「スキンヘッド」は、クラブにいた同性愛者らに向かってトマトやペットボトルを投げつけた。同性愛およびプライド・パレード開催反対派は、パレード開催が許可されれば、さらに多くの抗議行動を起こすと脅迫。この騒ぎで、同性愛者男性一人が殴られるなどして、意識不明であると伝えられた。
騒ぎが沈静化するまで、およそ100人の警官がクラブにいた人たちを保護。この騒ぎで数百人が逮捕された。 クラブの広報担当者によると、およそ1,000人がイベントに参加していたという。
3月、ロシア正教総主教アレクセイII世は、モスクワ市長ユーリ・ルシコフ氏がパレード開催を不許可としたことについて、支持する声明を発表している。(関連記事)
声明の中でアレクセイII世は、 “社会に不道徳を広めることを食い止める” 決定だとして、ルシコフ市長を称えた。
アレクセイII世による声明の1ヶ月前、ロシア・イスラム教の指導者で、イスラム法典教職者タルガット・タジュディン氏は、同性愛者がプライド・パレードを行うならば“暴力による大規模な反対行動”を起こすことを呼びかけた。タジュディン氏はまた「プライド・パレードを実行しようとする同性愛者たちは、殺されてもよい」と発言している。
モスクワ・プライド・パレード主催者側は、パレードを予定通り5月26〜27日に開催すると話している。主催者らは、モスクワ市がプライド・パレードの開催を認めない場合、ストラスブールの欧州人権裁判所に訴えを起こす考え。 |