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モスクワ・ゲイ・プライド・パレード、中止か?開催か?
2006/03/18 21:53
(ロンドン)ロンドン市長ケン・リヴィングストン氏が、プライド・パレード中止を表明しているモスクワ市長に対し説得をするよう求められている。
モスクワ市長ユーリ・ルシコフ氏は「いかなる形であれ、ゲイ・パレードを開催しようとしても断固として阻止する」との考えを明らかにしている。ルシコフ市長の報道官セルゲイ・ツォイ氏は、計画されているとされるゲイ・プライド・パレードについて「特に宗教指導者を始めとして、社会に怒りを引き起こすもの」と話している。
これに対し「ゲイとレズビアン人道主義者連盟(Gay and Lesbian Humanist Association)」のジョージ・ブロードヘッド氏は「私たちはケン・リヴィングストン市長に、ゲイ・プライド・パレードは、同性愛者の権利承認のためのものであり、歓迎されるべきだとモスクワ市長に対し説得するよう求めている。ゲイ・プライド・パレードは、否定されたり中止されなければならないものではない」と話す。
先月14日、イスラム教法典聖職者ロシア代表タルガット・タジュディン氏はインタファックス通信に対し「パレード開催は許可されるべきではない。首都でのゲイ・プライド・パレードに参加した者は、むち打ちにされてもよい。イスラム教徒によるゲイ・プライドへの反対運動は、先のデンマークで発行された風刺絵に対して起こった暴動よりも過激なものとなるだろう。性的少数者は倒錯者であるから、彼らには権利など認められない。同性愛などのセクシュアリティは、神に対する犯罪だ」と話した。
ユダヤ教聖職者ロシア代表バール・ラザー氏は、先月16日、次のように話した:「性的倒錯者たちに与えられるべき権利など存在しない。同性愛者のパレードは、信仰を持つ者にとって、新聞上のあらゆる風刺画よりも不快」
ジョージ・ブロードヘッド氏は「(タジュディン氏やラザー氏など)これら聖職者によるコメントは、未熟で危険であり、完全に嫌悪感を催させる。ロシアにいる人々に対し、暴力を扇動するような不快なもの。イスラム過激派は、パレード参加者を殺害もしくは深刻に虐待するような勢い。神やアッラーに仕えるというこれらの人(聖職者)たちは、野蛮な差別主義者だ」と話す。
イギリスの同性愛者権利団体「アウトレイジ」のピーター・タチェル氏は「ロシア政府関係者や宗教指導者による動きは、抗議する権利を抑圧するもので、過去の専制政治や共産主義的国家統制主義の再来のよう。モスクワ市長、イスラム教宗教指導者、ユダヤ教指導者によるあらゆる威嚇や脅迫も、ロシアの同性愛者の自由への闘いを止められないだろう。性に関する自己決定権、抗議する権利は、あらゆる民主主義的人道国家が尊重しなければならない基本的人権」と話している。
モスクワ・ゲイ・プライド主催者は、必要であればパレード開催について、ストラスブールにある欧州人権裁判所で争う考え。昨年 7 月、ロシアの同性愛者権利活動家らは、今年5月にもモスクワ・ゲイ・プライド開催許可申請を行うと表明した。申請許可が下りれば、ロシアの首都で行われる始めてのプライド・パレードとなる。
開催予定日は今年5月27日で、この日は1993年の旧ソヴィエト反同性愛法が廃止された記念日に当たる。 |