ニュース
ラトビア 同性婚禁止の憲法修正案可決
2005/12/17 13:12
(リガ)15日木曜日、ラトビアは、同性結婚禁止する内容の憲法修正案を可決した。
ラトビア議会は憲法修正案を、圧倒的賛成多数により可決。連立与党第一党は、「結婚を男女間のものに定める」と明文化した同修正案の目的は、同国における同性婚実現を妨ぐことにあると話している。
首都リガでは、今年7月、ラトビア史上初の性的少数者によるパレードが行われたばかり。地元メディアにトップニュースとして取り上げられるなど、注目度の高いパレードであったが、一方で抗議や妨害も少なくなかった。パレード当日には、参加者70人が、数百人に及ぶ反同性愛派群集に囲まれ、暴言を浴びせられたり、卵を投げつけられたりする事態となった。またパレード後、反同性結婚派は抗議活動を本格化し、事実上今回の憲法修正に結び付くこととなった。
旧ソ連であるラトビアは、昨年2004年に欧州連合(EU)加盟。ヨーロッパ諸国の中でも、顕著な経済成長を続けている。一方で、家族観やセクシュアリティについては、依然保守的。最近の世論調査では38%が「同性愛は好ましくない」と答え、51%が同性愛は正常であるという言説に対して強い反対を示している。
ベルギー、オランダ、スペインを始めとして、EU諸国が同性結婚を合法化する方向に進んでいる中、ラトビアの憲法修正はその動きに逆行する。「国際レズビアン・ゲイ連盟(ILGA)」は、この憲法修正が、ラトビアがEU加盟時に結んだ協定に違反するものでないか、EUに審査するよう要請している。
|