自分に正直に
Coming Out to Yourself (From Human Rights Campaign)
2005.04.18
「成長するにつれて、自分は他の子とは明らかに違うと感じるようになりました。でも当時は、どこがどう違うのかわからなかったんです」 と言うのはキャンディス・ギングリッジ、HRC(アメリカ最大のGLBT人権団体)におけるナショナル・カミングアウト・プロジェクトの代表者で、元下院議長ニュート・ギングリッジの妹でもあります
「何度か女の子に淡い恋心を抱き、その後本気で好きになった人もいました。私にとってはごく普通のことでしたが、同時に、その気持ちを持て余してもいたんです。それまでゲイの知り合いなんて周りにいませんでしたから。カミングアウトをすれば何かを失うことになると感じていました」
大学生になって入ったラグビーチームの中に、数人のレズビアンの選手がいました。キャンディスは初めて、同性とオープンにつき合う人たちを目にしたのです。「最初はいきなり外国に放り込まれたような気がしました。でもいったん馴染むと、ここが本来私のいるべき場所だ、って気づいたんです。『なんだ、私は異常じゃなかったのね。ありのままの自分でいいんだわ』って」
現在多くの大学にはGLBTに関連した団体や活動があり、その大学の学生でなくても参加できる仕組みになっています。
ただ、カミングアウトは簡単ではない、ということも忘れないでください。本当の自分が完全にしっくりくるまで数年かかることだってある、とトレイシー・ヤングは言います。彼女はDJ兼ミキサーで、これまでにエンリケ・イグレシアス、スティーヴィー・ニックス、リッキー・マーティン、アナスイ、ローリン・ヒル、マドンナらと仕事をしてきました。
トレイシーも当初は苦しみました。「レズビアンの自分を恥ずかしいと思ったこともあるわ。特に、親しい仲間やあたしを理解してくれる人たちじゃなく、もっと保守的な人種に囲まれたときにはね。『あたしがレズビアンだって知ったら、この人たちどんな顔するだろう?』なんて考えたものよ。カミングアウトは生半可な気持ちじゃできないわ。理解してくれない人だっているもの。悪口を言われたり、軽蔑の目で見られたりすることも覚悟しなきゃ」
トレイシーにとって何よりも大切だったのは本当に自分を理解してくれる人、そしてGLBTの人を見つけていろんな話を聞くことでした。「似たような経験をしたGLBTの人の話を聞けて、すごくよかったと思うわ。それに、GLBTの支援団体や活動を見つけたことも大きかった」 また、彼女はティーンエージャーの頃に、ゲイやレズビアンについて書かれた本を何冊も読みました。「本当の自分と格闘している間はつらいし、恐怖を感じたりするかもしれない。でも結局は、自分に正直になるのが一番なのよ」
(翻訳・masae)
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